野辺山天文台と臼田宇宙空間観測所で巨大望遠鏡とアンテナに萌えてきました
長野県にある国立天文台野辺山、臼田宇宙空間観測所を見学してきました。
45メートルの巨大電波望遠鏡と64メートルの巨大パラボナアンテナを見るためです。
前者は世界で初めてブラックホールの存在を証明した望遠鏡。
後者ははやぶさと交信してたすごい奴です。
最初に向かったのは国立天文台野辺山。
日本一高いJRの駅野辺山駅(wikipedia)のそばにあります。
目的は巨大電波望遠鏡。
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電波望遠鏡(でんぱぼうえんきょう、英: radio telescope)は、
可視光線を集光して天体を観測する一般の光学望遠鏡に対して、
電波を収束させて天体を観測する装置の総称。 - wikipediaより
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電波を使って宇宙を観測するものらしい・・・
よくイメージできない。つまり百聞は一見にしかず!
入り口。雨のためなのか、朝早いからなのか他に見学者はいません。
「雨だね」
「寒いね」
「眠いね」
※↑メンバーの会話
パンフレットをもらい入場。
施設案内図。
一番奥には45m電波望遠鏡。
入り口入って少し行くと
「なんかある!」
「お皿っぽい!」
アタカマサブミリ波望遠鏡(10m)(だと思います・・・)
こちらもミリ波干渉計だそうです。教えていただいたただただしさんありがとうございました。
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波長0.1mmから1mmの「サブミリ波」と呼ばれる電波を観測します。サブミリ波で最高の観測条件を備えた南米チリ北部、
標高4800mのアタカマ砂漠に設置されており、南天の銀河中心領域、近傍の星形成領域や遠方銀河などの観測に威力を発揮します。
アンテナの鏡面も精度が非常に高く、サブミリ波の効率よい観測ができます。また、山麓の施設や日本からも遠隔制御で
観測が行えるようになっています。(公式サイトより)
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説明をみてもちんぷんかんぷんなので
とりあえず「デカイお皿がある」と覚えました。
見上げてみる。大きい。
足元はこんなかんじ。
レールが敷かれており、移動可能。
「ビームとか撃てそう」
「進もうか」
「横になっている!」
奥 「肩こるわー」
右奥はおそらくミリ波干渉計(10m)
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6台のアンテナをケーブルでつないで同時に観測することで、最大で直径約600mの電波望遠鏡に相当する解像力で
天体画像を描き出します。主に天体の様子を細かく調べることに威力を発揮してきました。
アンテナは専用の移動用台車を使い、最適な観測位置へと
場所を変えることができます。(公式サイトより)
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6台のアンテナを連結させてすごい力を出すらしい・・・元気玉か。
「電波をとらえる」
見学コースには電波望遠鏡の説明がたくさんあり楽しい。
ここで想像以上に激しい雨。
晴れてたらじっくり読みたかった。
「電波干渉計」
小さな電波望遠鏡を複数合わせることにより強大な力を得てるらしい
「ミリ波干渉計」
「ASTE」
このあたりからキャパオーバー
「VLBI」
とにかくすごい雨。
写真をとりつつスタスタ進みます。
10分程度で到着。
いよいよやつと対面。
上がるテンション!
「45メートル望遠鏡カモン!」
同時に雨の勢いも最高潮に
「うひゃー」
「デッカ!」
「45m電波望遠鏡キターよ!」
「たまらん!」
「下のパイプとかカワイスギルでしょ!」
「折れないのかな」
「家が挟まってる!」
「20世紀少年!」
「動き出たら確実に泣く!」
「45m電波望遠鏡のしくみ」はこんなかんじ
なんかとにかくすごいらしい!
詳細は野辺山45m電波望遠鏡ホームページで。
「こいつが初めてブラックホールの存在を証明したらしいよ。」
「あ、ここ雨大丈夫だ」
「巨大な傘状態だからね!」
「でも普通の傘的には絶体絶命の形じゃね?」
「雨水すごく集められそう」
「そうだね」
ぐるりと一周
これより先は立ち入り禁止なので中がどうなってるか不明なのですが、
なんと下記ページで見られました。
こちらだと実際に望遠鏡に登ったり、中を覗いたりできます。
次はヘリオグラフです。
野辺山電波ヘリオグラフとは
「アンテナがたくさん!!」と看板にかいてあります。
小さな力を合わせることですごいパワーを出すタイプらしい。
「恐ろしい子・・・」
展示されていたもの
その2
こいつらがたくさん有るのです。
そして
「なんかちびっこいのキター」
「すごく並んでる!」
「ちっさ!」
「かわいい!」
ちなみにこちらは日本初の電波望遠鏡。
なんか自分の中の望遠鏡のイメージと違うんですけど。
200MHz電波望遠鏡
強度偏波計
結局30分程度でぐるっと一周して入り口に戻ってきました。
雨と寒さがなければもう少しのんびりまわりたかった・・・。
お次は臼田宇宙空間観測所へ
1本道なのででさくっと到着。山の上なのでさらに寒い。
雨は小康状態に。
入り口で受付をするとシールをくれます。
そして振り返ると・・・
大型パラボラアンテナ!
「でかい!!!」
「64mだってさ」
「これがはやぶさとも交信してたのね」
とにかくデカイです。
どれくらいデカイかというと
囲んだところに人がいます。
美しい骨組み
奥に建物。
入室不可でした。
全景
反対側から
「どーですこのフォルム!」(裏声)
「森だった山を整地して作ったらしいよ」
入り口の建物は資料室にもなっていて見学可能。
かわいい。
全体的にゆるいのに胸のゼッケンはキリッ!
同じくかわいいのにゼッケンキリッ!
模型
アンテナの真上から見るとこんなかんじ
いくつかの説明をビデオで見ることが可能
「6.ミニボとヤンボの「空飛ぶ」ひみつが気になるね」
「いや、時間もないしそれはちょっと・・・」
「ミニボキター」
「ヤンボじゃね?」
アンテナ主反射鏡パネル
消化器と比べるとかなりの大きさ。
ちなみに↓画像の2枚あいているパネルの部分です。
原則年中無休、無料
■所在地:
〒384-0306
■見学のお問い合わせ:
TEL 0267-81-1230
FAX 0267-81-1234
「宇宙スゲー、観測所すげー」の連続でした。
その後日本海を見て健康を祈りました。
雨も上がり、穏やかな日本海
「ここは恋人岬というらしいよ」
「ピンクだねぇ」
「しゃもじだねぇ」
雨はやみました。
そして鯛めしを食べて、酒屋でお土産購入して東京へ戻りました。
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杉玉(すぎたま)とは、スギの葉(穂先)を集めてボール状にした造形物。
酒林(さかばやし)とも呼ばれる。日本酒の造り酒屋などの軒先に緑の杉玉を吊すことで、
新酒が出来たことを知らせる役割を果たす。「搾りを始めました」という意味である。
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旅行した友人