12時間マラソンに参加してみました 2011フライデーナイト・リレーマラソン in 国立競技場
普段走れない走るシリーズ第二弾で、国立競技場のトラックを走ってきました。
簡単に言うと「金曜の夜12時間国立競技場を走ろうぜ!」です。
大会のホームページと概要はこちら
2011 フライデーナイト・リレーマラソン in 国立競技場
2011 フライデーナイト・リレーマラソン in 国立競技場 - 大会の特徴・大会要項
・ 1周1400メートルのコース
・ 1チーム12人以内でタスキをつなぐ
・ 12時間で何周できるかを競う
3時間コースもありましたが、迷わず12時間を選択。
声を掛けあって11人で挑みました。
メンバーは何度もフルマラソン完走している猛者から
学生時代の持久走大会以来まともに走ったことがないメンバーまで
凸凹いいかんじに揃いました。
そんなわけで
「1時間に1回程度しか回ってこないし、まぁなんとかなるでしょ。」
と思っていた我々が見事にヘタって行くさまを時系列でお楽しみください。
17:30 会社を出る
リュック。会社で着替えて会場に向かいます。
スタート時に1名でもいればOKなので
まずは受付もかねて私一人で向かいます。
17:53
国立競技場到着。
ふふ、今夜はどう料理してくれようかっ!
選手受付
アフター5な方々が続々集まってきます。
実にシンプルなタイムスケジュール
コース。
トラックと外周合わせて1周1400m
あたたかいうどん、カレーライスが会場を盛り上げます。
ベテラン参加者たちは黙々とテントを設営してます。
まるでそんな装備で大丈夫か?嘲笑れているかのよう。
みちょれ!
チーム割り
18:00 スタート1時間前
会場
このトラック走れるのかー。
会場の動画
ゼッケンとタスキ
タスキにはチップが入っていて自動集計されるようです。
タグ説明書
参加賞引換券でTシャツもらえます。
薄暗くなる会場
練習してる人たちも
引き続き会場内散策
ピッチ
コーナー
探検してるといよいよスタートが迫ってきました。
11人メンバーいるはずなのに、誰も来ず・・・。
開会式はじまっちゃった。
ようやくチームメンバーが1人到着しそのままスタートをお願いすることに。
二人の会話
「2人以外集まってないんだけど」
「しばらくは二人でまわそう」
「あと2~3分で開始、どう意気込みは?」
「国立競技場ってすごい!」
「まぁぶっちぎっちゃってね」
「まぁまぁ」
19:00 レース開始
スタートしました。
みんな頑張れー
競技場まわりもコースです
力強くかけていくウサギさん
1周1400メートルなので
各チーム5~10分で次の走者に。
(もちろん一人で連続何周走ってもいいです)
自分も走りましたが、4月の中でも比較的暖かく
気持よく飛ばすことができました。
とはいえ1周1400メートル。
あっというまにバテバテになります。
19:33 開始30分
電光掲示板にリアルタイムで順位が表示されます。
チーム名は「たらいくら」
160チームほど参加していて最初の順位は
115位 たらいくら 4周 33分20秒 ラップ8分5秒
まずます。
このあたりで続々とチームメンバーが揃います。
みんな仕事おつかれ!
最初にも書きましたが、1度走ると1時間以上回ってこないので
思った以上に暇です。
なのでUNO
が、UNOが輝いたのはこの瞬間だけ
すでに徹夜12時間という奇跡のカーニバルははじまっていたのでした。
21:00 2時間経過
「色々かぶりものしてる人がいる」
「富士山かぶっている」
「あの人覆面してる」
「そういう人以外と侮れないよね」
「昔マラソン出た時着ぐるみに抜かれたもん」
やっぱり空き時間でコース散策
下り
これが割ときついのである
地面に耳を当てると
あし音タッタ
皆頑張れ!
先頭の人 目光ってる!
残像怖!
3時間、12時間ともに同じコースを走ります。
3時間コースのホームスタンドへ来てみました。
ぼそっと一言
「こっちのほうが活気あるね」
「スキップしている」
「なんかやっぱり3時間のほうはふわふわしてるね」
「はやいもん」
「野球部みたいな人たちがいる」
「ドラえもんいる!いる!」
「ドラえもん結構手がわかれてる」
「しかも浮いてない」
我々に「活気がある」と称された
3時間側ホームスタンド
コスプレ
色鮮やか
若い男女多い
盛り上がり
たしかにとてもいい雰囲気!
3時間。いいじゃないですか。
気持ち良く運動してなんか一体感でちゃって
そのまま飲みに行って、キャッキャ盛り上がって
足の臭さでも自慢し合えばいいのよ!(偏見
ここをくぐるとタスキのチップが反応しリアルタイムに集計されます。
「ピーピー。ボクタチシゴトシテルヨ」
「すごいね!ちゃんとカウントしてね!」
「ハシレ」
21:30 2時間半経過
108位 たらいくら 19周 2時間29分 ラップ9分00秒
115位→108位 上がった!
twitterやってます
「ツイッターの写真も表示されるようですよ~」
「心折れ部。心が折れても気持ちは折れません。km数×100円を募金します!」
「く、口数が減ってくww」
「UNO!UNOかぶった~」
「3時間側スタンド活気ある!!」
「たしかに!超活気あるわ!」
「12時間のほうは殺伐としてるね~」
心折れ部多いw
21:36 2時間36分経過
103位 たらいくら 20周 2時間36分 ラップ7分10秒
115位→108位→103位 またまた上がった!
ちなみに1位は・・・
レッドリボン軍 31周 ラップ5分01秒
レッドリボン軍て・・・
2時間半で14km差がついてます。
さすが巨大化する猿を相手に戦う悪の組織・・・
そんなこんなで
華やかな3時間側スタンドを離れ、我々のホームへ。
選手交代ゾーン
さて、比較的元気なうちにやってみたかったことの一つ
「走者から見た国立競技場」
※手ぶれすごいので酔いやすい方は注意してください。
動画後半は国立競技場トラックです。
そうこうしてるうちに3時間レースが終わりました。
3時間の表彰式
表彰
お疲れ様でした!!
23:00 4時間経過
92位 たらいくら 31周 3時間57分 ラップ 7分19秒
115位→108位→103位→92位 またまた上がった!
ちなみにレッドリボン軍は
レッドリボン軍 47周 3時間57分 ラップ5分22秒
16周差て・・・
はやすぎや!
肺活量どうなってるんや!
ブルーか!?
ブルー将軍きてんのか?
ということで彼らの基地を特定し、見に行ってみました。
あわよくば、スピードの秘訣を・・・
聞けない!
無理!なんか怖い!
通常テントの周りに人がいたり、
メンバー同士で会話してたりするのに
なんか異質空間
レッドリボン軍半端ないんすけど。
我々は我々、マイペースでいきます。
※実は直接レッドリボン軍の方にコメントいただき、こちらは違うテントだそうです。
大変失礼しました。。。
0:00 5時間経過
日付変わって土曜日です。
83位 たらいくら 42周 5時間18分 ラップ 8分9秒
115位→108位→103位→92位→83位
順調すぎて怖い
1:00 6時間経過 折り返し地点
メンバー同士の会話がますます少なくなりました。
疲労に加えて小腹も減ってきました。
実はお腹が空いても大丈夫!
フードサービスが充実してるのです。
バナナ、飲み物、カップラーメンが食べ放題です。
カップラーメンいただきました。
がんばるぞという気持ち。
2:00 7時間経過
そろそろいい感じに眠くなってきます。
そんな方に朗報
「仮眠室」が提供されています。
「仮眠室」
禍々しい
「仮眠室」
仕事 × 夜更かし × マラソン = キケン
1度足を踏み入れると大半の人が朝までゴーな
底なしブラックホールです。
そんな兵どもが夢の跡
自分も少し入りましたが、あちこちから聞こえる地鳴りのようないびきさえ
聖母たちによるララバイよろしく皆グースカピーでした。
そんなわけなので
あっちこっちで面白い光景が。
「ハッピーバースデーしてる!」
「わー、おめでとー」
そしてこちらは
おわかりいただけただろうか
深夜2時半雨の中二重跳びをするアスリートの姿である
3:00 8時間経過
雨が強くなってきました
79位 たらいくら 63周 8時間1分 ラップ 7分48秒
115→108→103→92→83→79
4:00 9時間経過
雨のトラック
この頃の会話
「途中ラーメン食べに行くとかマックキメるとか言ってたけど、そんなんじゃないね」
「無理だもの」
「やっぱフルメンバーいないとダメだねぇ」
「11人いるのに走って横になると、あっという間に自分の番来てんだもの」
「それにしても今自分に驚いている、わはは」
「しっかり走るの数年ぶりだって言ってたじゃないですか」
「そろそろ人生にない距離に入るね」
「子供びっくりしていますよ。パパなんでいないのー?って」
「朝帰りですね!」
「男11人朝帰り」
「わはは」
「はは」
・・
「しんどいなぁ」
「たっちゃん寝てる場合じゃないよ、次やで」
「んがっ?」
5:00 10時間経過
残り2時間
明けた
土砂降り
ランナーに混じって、土曜日のイベント設営を行う業者の方たちが・・・
賑わったラーメンコーナーもさすがに沈黙
6:00 11時間経過
走ると「ぺしゃぺしゃ」音がします
皆頑張れ!もう少しだ!
6:37
「イケミーファイトー!」
「ファイトー!」
「あー、しんどそう」
たすきを待つキムジナ
6時51分 残り9分
「キムジナーファイトー!」
最後はチームで応援
7:00 12時間経過
いよいよアナウンサーさんからラストのコール!
「さぁみなさんカウントダウンしましょー」
「3」
「2」
「1」
「ゴオオオオオオオル!」
「本当に本当に選手の皆様お疲れ様でした」
「そして、よく12時間走りぬきました。タスキをつなぎました」
「この喜びを体いっぱいかみしめてください」
「なんかジーンときますね」
「オレこういう達成系苦手や。泣いてまう」
まとめ
そんな感じで皆で走り終えることができました。
結果的に1人が走っていたのは1時間ちょっとで距離にして15km前後。
ですが、クタクタになりました。
さらにチームでやり遂げたという達成感もあり
とても楽しかったです。
順位は正直覚えていないのですが
115→108→103→92→83→79→78位? それくらいでした。
約90周 = 126km走りました。
お疲れ様でしたー。
<参考>
2011 フライデーナイト・リレーマラソン in 国立競技場
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おまけ
9:34 14時間経過
「歩いて帰っていますが、きついです」
「足の裏がいたい、足の付け根が痛い」
イベント後15kmほど走って(歩いて)帰りました。
100kmウルトラマラソンとか48時間で270kmとか正気の沙汰ではないということがわかりました。