最近読んだ本 ペット - 三宅 乱丈 ほか
人の夢や記憶に入り込み干渉できる人たちの話。
面白いー。夢の中の絵が不思議で素敵。
幻世(まぼろよ)の祈り 家族狩り〈第1部〉 - 天童 荒太
「家族」をテーマに人間同士の係わり合いを描いてます。
次々重い話が出てきてわずかに食傷気味です。
残り4部一気にいきます!
幻世(まぼろよ)の祈り 家族狩り〈第1部〉 - amazon
家族狩り - 天童荒太
全5巻。
胸を締め付けられるシーンの連続でした。
たくさんの家族がでてきます。
子を失った親、親を失った子。
恨み、嫉妬、怒り、悲しみ、愛、愛、愛。
登場人物がたくさんいて、
生い立ちも含めじっくりと描かれています。
作中の時間の流れとともに、皆が考え、変化し、
それぞれの道を歩んでいきます。
作品後半、苦しみ抜き、絶望の淵にいた女の子が呟いた言葉。
「わたし、生まれてきてよかったって、ずっと思いたかったんだ。」
「わたしはだから、だからさ・・・・・・つまりさ・・・・・・生きたいんだ。」
自分はまだ結婚すらしていませんが、
将来もし同じように家族を持ったとき
読み返してみたいなと思いました。
ベストセラー小説の書き方 - ディーン・R. クーンツ
・読みまくる。
・書きまくる。
・最初の3ページが勝負。
・背景描写をおろそかにしない。
実際の小説を引用しながら解説されています。
作者おすすめの海外作家さんがこれでもかとでてきます。
ほっとんど未読なので、機会をみつけて少しは読みたいです。
10年メシが食える漫画家入門 - 樹崎 聖
感想というかメモです。
1.主人公の目的を設定し、提示する
例
・生き別れた父に会いたい
2.誘い
・父はあの町にいるらしい
3.さらにじらす
・ようやくたどり着くも父は死んでいた
4.満足(達成)
・実は生きていて再開
例
魔王を倒して国を救いたい
↓
唯一魔王を倒せる剣を偶然発見した主人公
↓
後一歩で頼りすぎてくだける剣
↓
仲間の力を借り魔王撃破
(「仲間」という本物の剣に気づくことができた主人公たち)
例
脱出したい
↓
1番に脱出すると大金。ただし1位以外は死亡。
↓
先頭から罠にはまり一気に最後尾
↓
大逆転勝利
恐らく話の作り方に正解なんてないと思いますが、
基本的なこともできるようになりたい。
漫画描き方入門じゃありません - 藤島康介
起承転結の大切さ。
「わかりやすさ」の破壊力。
できるだけ言葉をシンプルにするのだけれど
伝えたいことは伝わってる。
・・・難しい。
こういう本も新鮮で良いですね。
詳細な書評。
バレーボールのお話。
読めば読むほど次が気になる!
ちょっとずつ過去が明かされつつ
現在が進行する。
プロット、キャラ作りの大切さを痛感しました。
キャラクターに個性を持たせ、自然と話し、動き出す。
それをちゃんと把握し、導く。はぁ・・・・。
ようやく読めた!
想像以上にストーリーがあっておもろい!
こりゃ癒されるわ・・・。
えんぴつ?で描いてる?
するするうまくて味あるなぁ~。
キャラ設定、ストーリー、絵どれも大切。
悪人 - 吉田修一
「本当の"悪人"とは」
携帯サイトで出会った女性を殺害した男の逃走劇。
また、関係者の行動と心が細かく描かれています。
刺さってくる言い回したくさんあったので
メモを取るシーン多かったー。
「今の世の中、大切な人がおらん人間が多すぎるったい。
大切な人がおらん人間は………失うもんがなかっち、
それで自分が強うなった気になっちょる。
自分を余裕のある人間っち思い込んで、失ったり、
欲しがったり一喜一憂する人間を馬鹿にした目で眺めとる。
本当はそれじゃ駄目とよ。」 - 被害者の父のことば