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絵日記など

10月9日 宗谷岬近辺猿払→知床半島羅臼(テントが飛ばされそうになる)394km

10月09日(水)
0:30

「あぁなんか雨降ってきたなぁ。でも昨日と違って今日はテントだもんね、ぜんぜん余裕!」と思っていたら雨だけじゃなく風もバカみたいに強くなってきて1時頃ついにテントが半分浮いた。

がばっと飛び起き、中からテントを押さえる。容赦なく吹き付ける風と雨。雨漏りしはじめまたもや寝袋ぬれ始める。マズイ、このままではテントごともってかれてしまう!

そうだ、まず外に出てテントごと安全な場所に!

そのためにはまずメガネだ、メガネがないとおいら全く目がみえん!

片手でテントを押さえつつ、残ったもう一方の手で賢明にメガネを探す

見つからない!

そうだ明かりをつければなんとか見えるはず!

そもそも今回の旅にライトといわれるものを持ってきていない。

携帯だ!携帯の電気しk

見つからない

コンタクトを入れれば良いことに気づく。なんとかコンタクトを見つけ果敢に外へ

10月09日(水)
支えるものをなくしたテント崩壊。

コンタクトのケースを握りしめ素足にサンダルで気温10度以下暴雨風雨の中トイレでコンタクト着用。

ぺしゃんこになったテントをつかまえ、ひきずりながら安全な場所へ避難。

10月09日(水)
移動中段差から転落し中指挫創。

患部を洗おうとトイレに急ぐ途中大きな水たまりに落ち右足びしょびしょ。

テントをしまい込んだ頃あざ笑うかのように雨風とも止む。

10月09日(水)
結局、テント中から無惨な姿で発見されたメガネ(フレームが曲がっている・・・)。

10月09日(水)

2:21

人がパニックになるとはこういうことなのかなと思いました。冷静に対処すればなんてことなく終わっていただろうに。というかそもそも浸水はしたもののテントから出なければこんなことにはなってなかった・・・。

キャンプ場がだだっ広いからって、あんなど真ん中に設営するんじゃなかった。んでテントを再構築して寝ればいいのに気分が乗らないので、出発することにしました。とほほ。

テントをたたんでいると、もう一人キャンプをしていたことに気づいた。

10月09日(水)

同じ場所で知り合ったバイクのりの人。3時間くらい語った。大阪の人で元トラックの運ちゃん。仕事をやめて旅をはじめたとのこと。朝起きて適当に方向決めて走るのだそうだ。おもしろい。灯油コンロの調子が悪くて、何回もあり得ない高さまで火を噴かせていた。

10月09日(水)
北海道にはやたらあるコンビニ(セイコーマート)。安売りとかしている。

真っ暗闇の中爆走していたら前にトリ(らしき動物)が目の前に見えた!!ぶつかる!!!!と思った瞬間飛び立った。

のはよかったが、こっちに向かって飛んできた(こっちかよ!)。「ドムゥ」と胸に体当たりされ、結構痛かった。トリさん大丈夫だったのだろうか・・・。

10月09日(水)
8:33

やはり3時間睡眠で走るのは無理で意識が飛びそうになった。そのため近くにあったバス停で寝ることに。意外と過ごしやすくって朝5時くらいから3時間くらいお世話になりました。しかしなんだってこんなに毎日雨と風なんだ。

10月09日(水)
9:57
道の駅おこっぺ。電車の中で寝られそう。

10月09日(水)
10:59
オホーツク海。流氷とかここから見えるとか。見たかった。それにしてもいい雲してません?こんなんばっか。

10月09日(水)
オホーツク紋別

10月09日(水)

道西の方とは違ってこのあたりから酪農が多くなった。牛ばっかり。たまに馬も。

10月09日(水)
ガラナ飲んだ。好きな味です。

10月09日(水)
13:24

サロマ湖到着。焼きホタテに挑戦。(北勝水産 - 旅の記録とお気に入りの宿

10月09日(水)
とてもおいしかった。二個たのめばよかった。100円。そして食べながらある作業をすることに。

10月09日(水)
それはメガネ。

瀕死。レンズがびよーんって飛び出していました。さすがにないと困るので頑張って直すことに。苦労の末、なんとかかけれるようにはなったが少しいがんでいる。

10月09日(水)

サロマ湖前にて記念撮影。

10月09日(水)
博物館 網走監獄に到着。結局時間の関係で入り口まで。

10月09日(水)
15:27

本当はこの辺で寝る予定だったのですが、予想以上に早くついたために知床峠を越えることに。しかし、走っているうちにみるみる辺りが暗くなり、峠に入る頃には真っ暗。

10月09日(水)
ふと空を見上げると満点の星空。

エンジンを切ると周りに光はいっさいなく、星がくっきりと見え、今にも落ちてきそうだ。このカメラじゃ無理だけどとりあえず雰囲気だけと思いパシャリ。

知床峠は高さが700メートルほどあります。で恐るべきは気温。ちなみに100メートルごとにだいたい0.6℃下がります。なので例えば地上が8℃だったとしても3.8℃なわけで、頂上付近では耳とかあごとかもげ落ちるかと思いました。

綺麗だった夜空もいつのまにかどんより雲に覆われ不気味なほどの闇。それでも野生の鹿にあった、というか目の前を横切っていた。明け方のトリが脳裏をよぎった。

色々なことがあって楽しかったが、本当にくたびれた一日だった。

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